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scriniarius Togawanus

復習がてら古典作品の対訳を書くだけです。

CIL V 5132

今日のゼミで解釈を習った墓碑銘です。

 

V(ivus) f(ecit)

L. Blandius C.f.

Vot(uria tribu)

IIIIII vir et

Augustalis

et flaminalis

sibi et 

Valeriae L. f.

Rusicae

uxori

 

改行だけ忠実に書きました。一つずつ日本語に訳すと以下のようになります。(これ以上縦に長くなるとあれなので、改行部は / で示しました)

 

生きている者が作った / ガイウスの息子ルキウス・ブランディウスが / ウォトゥリア区の / アウグスターリスの六人委員であり、神官である / 自身のために、そして / ルキウスの娘ウァレリアのために / ルスティカに / 妻に

 

L. = Lucius, C. = Gaius, f. = filiusの略ですが、もちろん活用しているので(例えば最初のC. = Gaii (sg. gen.))、読むときめんどくさいです。

ローマ人の名前の書き方は、praenomen-nomen-cognomenのように3つ示されることがありますが、そこにnomenとcongnomenの間にステータスとして「何某の息子」「何某の解放奴隷」のように書かれるので、実はここに出てきている人名は二つだけで、ガイウスの息子ルキウス・ブランディウスと、彼の妻であり、ルキウス(別のルキウスさん)の娘であるルスティカ・ウァレリアとなるのだそうです。

 

以上、適宜補ってまとめるとこんな感じでしょうか?

 

アウグスターリス六人委員であり神官でもある、ウォトゥリア区の、ガイウスの息子ルキウス・ブランディウスが存命中に成した;自身と、妻である、ルキウスの娘ルスティカ・ウァレリアのために捧ぐ

 

端的に言って名前の修飾長すぎです。